落書きを美しいイラストに一瞬で描き直してくれるAI系Webサービス「Auto Draw」
以前、線画をAIが自動着色してくれるWebサービス「PaintsChainer」をご紹介しました。
今回も引き続き「AI×Webサービス×イラスト」ということでご紹介したいのが、
「Auto Draw」というWebサービスです。
このサービスは、AIが「ユーザが描きたかったもの」を推測し、落書きレベルのイラストから美しいイラストに一瞬で描き直してくれるという、実用性のあるWebサービスです。
Auto Draw とは
「Auto Draw」は、キャンバスに描かれた適当なイラストから「何のイラストに一番近いか」を判断し、イラストの候補を提案します。ユーザーは提案されたイラスト一覧から適切なものを一つ選ぶだけで、落書きレベルのイラストが一瞬で美しいイラストに描き換えられます。
下記のユーザーによる実演動画を見ていただければわかりますが、ざっくりと描かれたイラストをAIが自動的に「何のイラストか」判断し(AIはちゃんと「ウサギ」と判断したようです)、適切なイラストに描き換えています。
うひょー!🐰
これ資料制作めちゃくちゃ助かる系だー!!!😭😭😭
Googleによるお絵描き補正サービス。ブラウザから無料で使えるしサクサクで最高。私の元絵が下手すぎるのは無視してくださいねhttps://t.co/XQZy23Tdlj pic.twitter.com/dQhidl1e9V
— 塩谷 舞(mai shiotani) (@ciotan) 2017年4月12日
レスポンスもよく、何よりWebブラウザから簡単に利用できるというところが良いですね。
確かに、プレゼン資料のイラスト素材などに使えそうです。
使い方
まずはサイトへアクセス。
「Start Drawing」ボタンを押してキャンバスページへ移動します。
キャンバスページを開いたら、右のツールバーの「AutoDraw」が選択されていることを確認し、キャンバスにざっくりとイラストを描きます。
イラストを描き終えたら、自動的にAIによる画像解析が始まり、描き換えることが可能なイラストの候補が一覧で表示されますので、自分が思うイラストに一番近いものを選択するとそのイラストに描き直してくれます。
ちゃんと美しい「リンゴ」のイラストに描き換えてくれました。
まとめ
実際に触ってみましたが、結構崩れたイラストでもしっかりと「何のイラストか」判断して候補を提案してくれるので、日常的に使えそうなWebサービスだなーと思いました。(最初の段階で候補が出てこなかったときはある意味ショックですが(笑))
スマホからでも操作可能なので、チャットや写真加工のときなどに大活躍しそうですね。
また、「Auto Draw」で生成した線画を「PaintsChainer」で着色させるというAI系Webサービス禁断の組み合わせ技を使えば、約1秒で描いた「落書き」が見違えるような「美しいイラスト」として仕上がってくることでしょう。
AI×Webサービス×○○、また何か面白いサービスがあればご紹介したいと思います。